別居婚って本当にアリでしょうか? メリット・デメリットを整理します

こんにちは。
仲人型結婚相談所ブライダルオペラ カウンセラーの高根尚子です!
「結婚したら一緒に住むのが当たり前」──そんな価値観も少しずつ変わりつつあるのかもしれません。
特に再婚を考えている方や、お子さんを育てているシングルマザーの方からは、「いきなり同居するのが正直こわい」「子どもの環境を変えたくない」という声がある中で、選択肢の一つとして検討できるのが「別居婚」です。今回は、別居婚のメリットとデメリットを整理してみます。
別居婚のメリット ー 無理をしないという安心感
心と生活リズムに余裕ができる
いきなり同居すると、生活リズムや家事のやり方、お金の使い方など、細かな“違い”が一気に押し寄せます。再婚や子連れ再婚の場合、そこにお子さんの気持ちも加わるので、負担はさらに大きくなりがちです。別居婚なら、まずは自分と子どものペースを守りながら、少しずつ距離を縮めていくことができます。
子どもの環境を守りやすい
転校を避けたい、今の友人関係を大切にしたい、というのは多くのお母さんの本音です。別居婚であれば、子どもはこれまでどおりの環境で生活しながら、週末や長期休みなどに新しいパートナーと時間を重ねていくことができます。「新しい家族といきなり同居」よりも、心の準備期間を持てるのは大きなメリットです。
親の介護や仕事を続けやすい
親御さんの介護があったり、地方と都市で仕事の拠点が分かれていたりするケースでは、「どちらかがすべてを諦める」形になりやすいものです。別居婚であれば、実家近くで介護を続ける、今の職場をすぐには辞めない、といった選択をしながら、パートナーとの関係を将来に向けて育てていくことができます。
お互いを大事にしやすい
会える時間が限られているからこそ、一緒に過ごす時間を丁寧に味わおうとするカップルは多いです。「いて当たり前」になりすぎず、感謝や思いやりを忘れにくい距離感は、別居婚ならではの良さと言えるかもしれません。
別居婚のデメリット ― 見落としがちな“すれ違い”リスク
コミュニケーション不足
仕事や子育て、介護で毎日が慌ただしいと、「今日は連絡しなくてもいいか」となりがちです。会う回数や話す時間が少ないと、相手の変化や本音に気づきにくくなります。小さな不満や誤解が蓄積し、気づいたときには心の距離が広がっていた、というケースが考えられます。
将来のイメージがずれたときにモメやすい
片方は「いつかは同居したい」と考えているのに、もう片方は「ずっと別居のままがいい」と思っていると、後から大きな溝が生まれます。はじめに曖昧なままスタートしてしまうと、「こんなはずじゃなかった」と感じてしまう原因にもなります。
金銭面の負担が増える
2拠点生活による家賃や光熱費の負担、会いに行くための交通費等、諸経費がかさみます。なんとなく払えるから」で始めるのではなく、長期的に見て無理のない範囲かどうか、話し合っておくことが大切です。
周囲の理解が得にくい場合がある
これが一番大きいかもしれません。特に親世代からは、「それは本当に結婚なの?」「大丈夫なの?」と言われることもあります。説明したり、価値観の違いを受け止めてもらったりするには、ある程度の心の準備が必要かもしれません。
別居婚を“うまくいく形”にするためのチェックポイント
メリット・デメリットを踏まえたうえで、「それでも別居婚という形が自分たちには合いそう」と感じる方は、次のようなポイントを、事前に話し合っておくと良いです。
- どのくらいの期間・スタイルで別居するのか
たとえば「子どもが高校を卒業するまで」「転勤が落ち着くまで」など、おおまかでも構いません。終わりの見通しがあるだけで、気持ちは楽になります。
- 将来、同居についてどう考えているか
ずっと別居婚を続けるイメージなのか、タイミングを見て同居したいのか。今の時点での希望だけでも共有しておくと、後々のすれ違いを防げます。
- 会う頻度・コミュニケーションのルール
「最低でも月に〇回は会う」「平日の夜は週に〇日はオンラインで顔を見て話す」など、二人なりの“約束ごと”を決めておくと安心です。
- お金の分担
家賃・生活費・教育費・交通費など、どこまでをどちらが負担するのか。具体的に話しておくほど、「こんなはずじゃなかった」を減らせます。契約書面的なものを取り交わしてもいいかもしれません。
結婚の形は人それぞれ、正解が決まっているわけではありません。
大切なのは、「なんとなく」ではなく、ふたりで言葉にして決めていくことです。
どうぞ安心して、一歩を踏み出してみてください。
その一歩を、心から応援しています。
